心づかいQ&A

Q:息子の将来が心配

42歳の息子は、大学時代から漫画家になることを夢見ており、定職に就いていません。これまで家賃の滞納を繰り返しては、私が支払いを続けてきました。私は息子が小学4年生のときに離婚し、女手一つで子育てをしてきたこともあり、多感な時期の離婚や、私の育て方が悪かったのではないかと後悔する毎日です。最近、私の再婚を機に疎遠になってしまい、息子の将来が心配でなりません。
                            (60代・女性)

A:あなたがいる場で祈ろう

ご自身の再婚によって、息子さんと疎遠になってしまい、なんともしてあげられない状況の中で、過去を振り返っては後悔の念ばかりが湧いてくるようです。どうすることが親としての責任を果たすことになるのか、と思い悩まれている様子がいたく感じられます。 

なんとかしてあげたいという気持ちは分かりますが、大人になっている息子さんのことでもあり、また、再婚され、息子さんを直接支援できる状況ではなくなったあなたの立場を考えるとき、心配しているだけではどうにもならないことは明らかです。一人の自由意志を持った息子さんに対して、どこまで親としての義務と責任を果たして生きていくかという、あなた自身の覚悟の問題になりますね。

親は自分の子供に対して、誰もがあなたと同じように、不完全な自分の生き方や育て方に負い目を感じながら生きているのが現実です。しかし、私たち人間は、そうした不完全な点も含めて、周囲から許され、生かされ、助けられ、守られているのです。その事実に思いを致しながら、今の自分にできる最大限の支援や祈りを続けていく以外に道はないでしょう。 定職に就いていない息子さんのことは心配ですが、あなた自身が再婚されたのですから、今のご主人と息子さんの問題についてどのように話し合っておられるのかということが、ここでは大切な問題になってきます。人は他の生き物と同じく、いのちの源である天地や親から愛のエネルギーを受けて生かされている存在です。そうした「真実の愛」を実感できない限り、人は元気に育って自立することは困難です。もし、ご主人もこの点を理解してくださっているのであれば、あなたにとっても息子さんにとっても、心強い支援者を得たということになるでしょう。

どのような人生にも意味があります。完全な親ではなかったとしても、あなたには、息子さんが元気に正しく、次の世代にいのちのバトンタッチを続け、社会や国家の発展に貢献していけることを願い、祈りつつ、自分にできる支援を続けていくという使命は残されています。

子供の将来を案じる気持ちは分かりますが、その心をプラスに転じて、息子さんの生きる力につながるよう、「離れていても、あなたのことは信じて見守っている。困ったときには私たちのところへ相談に来たらいい」という強い祈りのメッセージを送り届けることはできるでしょう。

直接何もしてあげられなくても、あなたがいるその場で、ご主人と共に、心の底から息子さんの社会的努力を信じつつ見守り、祈り続けてください。そこから必ず何かが現れてくる、と信じます。
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