モラロジー研究所の本 - Book.moralogy.jp -
HOME ニューモラル れいろう 道経塾 モラロジー研究 単行本 お問合せ・お申込み
HOME > 道経塾TOP > 道経塾のことだま
道経塾
トップ
目 次
道経塾のことだま
読者レター
編集雑記
次号のご案内
リンク集
バックナンバー

『道経塾』メールマガジン

ニューモラル

れいろう

 道経塾のことだま (過去記事抜粋集)
   
今、日本人に求められる価値観の転換  
   
 日本に置かれたこの基本条件に鑑みれば、今われわれに要求されているのは、一種の価値観の大転換といってよかろう。経済成長追求、都市化、モノの生産と分配による幸福追求、といった産業社会を支える基本的な価値観の転換である。


京都大学大学院 教授 佐伯 啓思
『道経塾』平成22年3月号
巻頭言「日本社会の大転換へ向けて」5頁より
   
ストレスを乗り越え、人間性を高める  
   
 大病をしてはじめて人に感謝する心を持てるようになった人、病気を克服したエネルギーを仕事に転化して、その後の人生で成功した人が多い理由がここにあります。人間はストレスを経験することによって今までとは違う脳の使い方を身に付け、脳のレベルを高めることができるからです。
脳の使い方を転換して、そのレベルを高めるきっかけをつくるのはストレスです。「艱難汝を玉にする」の諺は、人間として成長するためにはストレスを乗り越えるしか方法はない、ということを示唆していると言っていいでしょう。


都立駒込病院脳神経外科
部長 篠浦 伸禎 
『道経塾』平成22年3月号
特集「心身一如」14頁より
   
日本の食文化を観光資源に  
   
 これからはアメリカもヨーロッパ、中国も日本を追って高齢者の多い国になる。そのような背景もあって、「日本食」を見る目が真剣になってきている。
日本に行って日本食を楽しんで長生きの料理法を学び、日本人のように長生きしたいというような「国際長寿ツアー」が増えるのではないだろうか。
日本に長寿をもたらした食文化が新しい観光資源になるのだ。日本人一人ひとりが、いささかオーバーに言えば、日本の食文化を観光資源として自覚すべき時代がもうすぐに来るだろう。


食文化史研究家 永山 久夫
『道経塾』平成22年3月号
羅針盤「世界を元気にする『和食』」 44頁より
   
自分の強みと弱みを理解できれば  
   
 自分の強みと弱みが理解できれば、どのような手を打つべきかの選択肢に優先順位をつけることができる。それは、モンテーニュのように、自分が本当に必要とする書物を備えることにほかならない。ないものねだりをして挫折感に打ちひしがれるよりは、今、自分にできることをやって充実感を満喫する。


麗澤大学 学長 中山 理
『道経塾』平成22年1月号
「巻頭言」5頁より
   
社会に貢献することが経営  
   
 企業には、必ず存在価値(社会的役割)がある。その存在価値を磨き。社会に貢献することが経営であり、そのための考えをまとめたものが、経営理念である。何をもって社会に貢献するのか、そのためにどのような経営をするのか、という経営理念をわがものとし、実践したとき、利他の心が養われ、人間性の向上につながると私は考えている。

(株)タナべ経営 社長 木元仁志 
『道経塾』平成22年1月号
特集「受け継ぐ力」15頁より
   
最後の最後に発揮されるもの  
   
 精神論だけでは経営できませんが、最後の最後は精神力がものをいいます。道徳的な精神パワーはいざというときに発揮されます。まずは戦略、戦術、戦闘という具体的な経営方法をマスターしてから、精神的にもワンランク上に立って物事を考える道徳的修養を身に付けていただきたいと思います。

(株)新経営サービス
専務取締役 田須美 弘
『道経塾』平成22年1月号
本誌創刊10周年記念シンポジウム 59頁より
   
経営戦略を立てるとき  
   
 経営戦略を立てるとき、私は進歩軸とトレンド軸という二つの座標軸から判断するようにしています。進歩軸とは人間が過去から現在へ、そして未来へと進歩していく方向を示すもので、幸せや理想に近づこうとしている縦の軸になります。一方のトレンド軸は、その時々の流行を示すもので、世の中の関心はトレンド軸の上を行ったり来たりします。商品開発では流行も無視はできませんが、世の中には進歩軸という人間の根源的な思想や行動原理が働いているということも忘れてはならないのです。

伊那食品工業(株)
代表取締役会長 塚越 寛
『道経塾』平成21年11月号
特集「社員に幸あれ」12頁より
   
大きい会社であるより、いい会社でありたい  
   
 不況ものともせず毎年着実に増収を重ね、4年前に始めた洋菓子のOEM生産も好調で、今年は過去最高の25億1000万円を計上(2009年6月)。実質的な無借金経営を実現しており、さらなる多店舗化の投資余力は充分あるが、季哲氏はこれ以上店舗を増やすつもりはないと断言する。
「スタッフ一人ひとりに光を当てたくて店を増やしてきましたが、少々大きくなりすぎました。この先も皆の顔が見える家族でいたいから、拡大はもうしません。大きい会社であるより、いい会社でいたいですから」


(株)たこ満
代表取締役社長 平松季哲
『道経塾』平成21年1月号
特集「社員に幸あれ」14頁より
   
人づくりする人自身の生き方が問われる  
   
 人づくり云々の前に、まず看脚下(脚下照顧)であろう。天に恥じない生き方である。「天網恢恢疎にして漏らさず」「天知る、地知る、我知る、人知る」。誰も見ていないときにどう振る舞うか、それがその人の「品性」を磨くのである。さらに他人を責めたり、批判非難するときにはその人の「品格」が現れる。
 今、経営者に求められているのは「天に恥じない経営」と「恕の経営」であろう。企業における人づくりも、その上に成立する。そしてそれは人づくりをする人自身の生き方が問われることでもある。


ライフハーモニー研究所
所長 位田隆久
『道経塾』平成21年11月号
「人づくり百景」41頁より
   
武士階級が貫いた「義」  
   
 武士階級が軍事、警察、司法、行政の全権を掌握していた江戸時代、260年の長きにわたって国内の平和を維持できたのは、武士階級が政権担当者としての「義」を貫いてきたからです。商人から税を取り立てたのでは彼らを統治できないという「義」を優先したため江戸末期の武士の生活は困窮しましたが、世界史を見渡してもこのような潔い「義」を重んじた政権の例はありません。



徳川家宗家第十八代当主 コ川恒孝
『道経塾』平成21年9月号
「巻頭言」5頁より
   
リーダーを越える人材を生み出すリーダーシップ  
   
 私が日本一の経営者なら、牽引型リーダーシップで先頭に立ち、ぐいぐいと社員を引っ張っていって、日本一の会社をつくることができるでしょう。しかし、私はとても自分のことを日本一の経営者とは思えません。また、牽引型の場合、組織におけるリーダーの影響が強い分、意思決定が非常に早いという面もあります。しかし、上意下達では、どうしても仕事にやらされ感が付きまとい、おもしろみを感じられません。また、社員から考える力を奪ってしまうので、リーダーを超える能力をもった人材が生まれにくい集団になってしまうという問題もあります。結果、能力の高いリーダーが退職すれば、その会社は失速してしまうかもしれません。それを避けるには、リーダーを超える人材を生み出せる組織をつくらなければいけません。


ネッツトヨタ南国(株) 会長 横田英毅
『道経塾』平成21年9月号
特集「リーダーの条件」15頁より
   
多様性を求められる企業  
   
 最近、欧米社会では最高多様性責任者(CDO)という役職を設置する企業が増加している。経営環境が激変する時代、一様な人材で構成された組織は柔軟に対応できないという思想によるもので、国籍、性別、人種、学歴、経験などが多様な社員で組織を構成することを職務とする。実際「フォーチュン500」に登場する世界を代表する企業において、女性重役の高率な企業ほど業務成績が良好という統計も発表されている。

東京大学名誉教授 月尾 嘉男
『道経塾』平成21年9月号
「100年先を読む」37頁より
   
徳を積み運命を開く事業経営を  
   
 総合人間学「モラロジー」(道徳科学)を創建した廣池千九郎(1866〜1938)は、混迷を極めた昭和の初期に、景気・不景気は必ず循環する、悪くなる原因は外にあるのではなく内にある、「だから、常に徳を積んで、運命を開く軌道にのって、事業を経営していくことだ」(改訂『廣池千九郎語録』78ページ)と述べています。さらに、次のような格言を遺しています。「盛時には驕らず衰時には悲しまず」「途中困難最後必勝」

(財)モラロジー研究所
理事長 廣池幹堂
『道経塾』平成21年7月号
「巻頭言」5頁より
   
道徳と算盤は車の両輪のように  
   
 つまり、道徳と算盤は車の両輪のようなものだと言っているのです。企業の倒産や廃業の原因の多くが、「合理主義を忘れた道徳的経営」あるいは「道徳から逸脱した合理主義的経営」によるものであることは、歴史が証明しています。経営者は、企業を社会の公器として常に「道徳と算盤」の両輪を念頭に置き、右の車輪も左の車輪も同じ大きさ、同じ速度で走れるように気を配っていかなければならないのです。



シブサワ・アンド・カンパニー(株)社長
渋沢栄一・5代目子孫 渋澤 健
『道経塾』平成21年7月号
特集「道徳で立ち直れ」 12頁より
   
「用の美」の伝統を絶やすな  
   
 日本人が磨き上げてきたモノづくり。それは使う側に立つ視点と独自の美意識、感性により、単なる機能美を超える「用の美」を、職人や匠らが無意識に人々の日常の中に、モノづくりに組み込んできた。今、われわれの日常にあふれる工業製品や技術に、その感性や価値観を伴ったモノづくりの伝統が、現場の使命感や志、心意気として連綿と受け継がれている。それを絶やしてはならないと、意識を持って、宣言すべき時代なのである。


国立科学博物館理工学研究部
科学技術史グループ
グループ長 鈴木一義
『道経塾』平成21年5月号
「羅針盤」45頁より
   
企業の趨勢を決める第四の経営資源  
   
 一般的に言われる経営の三大資源は「ヒト・モノ・カネ」、あるいは「人材・技術・情報」ですが、第四の経営資源とは、会社の外にある資源。つまり、わが社の“社外社員”として、ともに闘ってくれる優秀な外注先、仕入先、下請先をどれだけ持てるのか。そうした外部有用経営資源の「内部化力」が、今後の企業の優劣を分けることになります。


法政大学大学院 政策創造研究科
教授 坂本光司
『道経塾』平成21年5月号
特集「利は元にあり」15頁より
   
人となりと仕事の成果は比例する  
   
 「主人の足跡は土地を肥やす」ということわざがあります。米づくりは大変な手間がかかり、水の量や、雑草、虫の害や稲の病気に目を光らせなければならない。とかくまめに田んぼに行かなければ無事に育て上げられないものだそうです。そうはいっても、とかく腰の重いのが人間かもしれませんが、仕事はやはり、その人となりと成果とが比例してくる世界です。


(株)資生堂 名誉会長 福原義春
『道経塾』平成21年5月号
「福原義春の多面体人間のススメ」
25頁より
   
かつめししかない、ゆえに妥協もない  
   
 一角さんが言う。「百三十一のお店があっても、味に徹底してこだわるところは一割程度です」。パラーディオには、かつめししかない。発祥の味を受け継ぐ者に、妥協の二文字はない。なにせ、かつめしの命ともいえるソースを仕込むのにかかる時間は四十時間。愛情と、手間のかけ方が、「名物だからとりあえずメニューに」の店とは違う。


パラーディオ 店長 一角辰宏
『道経塾』平成21年5月号
「売って喜び、買って喜ぶ。」57頁より
   
地道な努力が“技術”をはぐくむ  
   
 モノづくりの根底には“技術”がある。わが国は、ここであらためて技術立国をめざすべきであり、そのポテンシャルも高い。まじめで、細部にまで気を配る日本人の特性は、技術発展には欠かせない要素だ。ただし、この技術は一朝一夕には身に付かない。辛抱、我慢が大切であり、地道に努力を重ねることが肝要だ。


花王(株) 前会長 後藤卓也
『道経塾』平成21年3月号
「巻頭言」4頁より
   
歳を重ねたからできる提案がある  
   
 私は、建設業にあっては、女性は歳を重ねるごとに重宝されると思っています。というのも、施主の年齢層で多いのが、30代のご家族から定年後のご夫婦。結婚、子育てを経験された女性スタッフは、お客様により近い目線で、より質の高いご提案ができる貴重な人材なんですね。


(株)女性建築家チーム 社長 
西村幸子
『道経塾』平成21年3月号
特集「女性の典雅力」12頁より
   
拡大より永続へ  
   
 日本と比べて産業の歴史が浅い韓国では、最近ようやく、高度成長路線の量的拡大から質的充実へと、経営の転換が図られるようになってきたのです。日本の「老舗」の経営に関心が高まってきたのも、そのためです。いかに拡大発展するかより、いかに永続するかに問題意識が変わりつつあるのです。


(社)韓国道徳科学研究協会理事長
孫炳皓(ソン・ビョンホ)
『道経塾』平成21年3月号
特別企画「韓国経営者座談会」57頁より
   
公益財団法人モラロジー研究所 出版部 | 〒277-8654 千葉県柏市光ヶ丘2-1-1
Copyright (C) 2010 The Institute Of Moralogy All Rights Reserved.